介護現場をよくする研究&活動 通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
---|---|
2019/11/07(木) 09:30 | 【年末に決着がつく介護保険制度改正の論点】介護現場をよくする研究&活動 通信 第69号 |
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
【年末に決着がつく介護保険制度改正の論点】
介護現場をよくする研究&活動 通信 第69号
http://www.appare-kaigo.com/
2019.11.7
天晴れ介護サービス総合教育研究所 榊原宏昌
□■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
※本メールは、以前に名刺交換をさせて頂いたり、
HPやブログを通じてお問い合わせを頂いた方にお送りしておりま
※配信の解除につきましては、
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
こんにちは。
天晴れ介護サービス総合教育研究所の榊原です。
「介護現場をよくする研究&活動 通信」。
今日は第69号をお送りしております。
○=============================
◆目次◆
1.今週の活動と気付き
2.注目のニュース
3.セミナー・イベント情報
4.月1の公開収録セミナー情報
5.天晴れライブラリー・名言のご紹介
編集後記
○=============================
┏□───────────────────────…
┗┛ 1.今週の活動と気付き
┗────────────────────────…
先日は社会福祉法人さんでの1日。
居宅+人事考課+介護事業部門。
うまくいきそうな予感を感じさせてくれました!
居宅では自主的にマニュアル作成が始まっています。
目的は、職員の不安の軽減、業務の効率化と標準化、
コンプライアンス、新人の育成の仕組みづくり。
毎月忙しい中で、よく頑張ってくれています!
地道な努力、積み重ね・・・なかなかできないことです。
人事考課では、大まかな設計と進め方について。
職員へのヒアリング、アンケート、説明会、研修なども含め、
具体的な論点が明確になってきました。
考えるほどに難しさも明らかになってきますが、
この難しさもしっかり共有しながら、
最後に、介護事業部門の皆さんとのお話。
長を中心に、4人の強力なブロック長がいるチーム。
これは、数か月前に発足したものですが、
週に1度ミーティングをして、具体的な改善の活動をしています。
とてもよいと思いました。
何というのか、うまくいきそうな予感を感じさせてくれたのです。
1日盛りだくさんでした。
様々な課題は山積しているとはいえ、
「うまくいきそう」
ちょっと風邪気味でしたが、元気になれる1日でした!(^^)
■5年目になる天晴れ介護サービスの新たなチャレンジです!
1.無料版の音声&PDF&様式集
http://www.appare-kaigo.com/
2.介護現場をよくする「音声&PDF教材」の制作
http://www.appare-kaigo.com/
3.毎月1回の公開収録セミナー
http://www.appare-kaigo.com/
4.介護現場をよくするオンライン・コンサルティング
メール講座(全5回)の申込み
https://maroon-ex.jp/fx49786/
■日々の活動はfacebookやコラムに毎日書いています!
お時間のある時にでもご覧下さい。
facebook:https://www.facebook.
コラム:https://mbp-japan.com/
┏□───────────────────────…
┗┛ 2.注目のニュース
┗────────────────────────…
■年末に決着がつく介護保険制度改正の論点
社会保障審議会 介護保険部会(第84回)
資料3制度の持続可能性の確保
令和元年10月28日
(1)被保険者・受給者範囲
■論点
○ 今後の人口構成の変化、介護保険制度創設時の考え方や、
これまでの議論の経緯を踏まえ、
介護保険制度における被保険者・受給者の範囲について、
特に、「介護保険制度の普遍化」を目指すべきか、「
平成28年のとりまとめで指摘された若者の納得感、
○ 第1号被保険者と第2号被保険者は、
それにより保険料の設定・徴収方法と給付を受ける要件
(
この点を踏まえ、
■委員からの主な意見
○ 第2号被保険者の範囲を拡大することについては、
現役世代の負担増につながるため、慎重な議論が必要。
○ 第2号被保険者の対象年齢を引き下げることに関しては、
若年層は子育て等に係る費用負担や受益と負担の関係性が希薄であ
○ 近年の60歳代後半の方の就職率の上昇や要介護認定率が低いこと
将来的には第1号被保険者の年齢を引き上げる議論も必要ではない
○ 65歳以上の就業者の増加と40歳以上の生産年齢人口の減少とい
中長期的な見通しを示した上で、方向性を決めていくことが重要。
○ 家族介護者の実態を踏まえつつ、議論を深めていくことが重要。
○ 第2号被保険者の範囲については、
○ 第2号被保険者については、
第1号被保険者と同じ給付範囲に拡大することが必要ではないか。
○ 被保険者・受給者範囲の拡大の議論の前に、
自己負担のあり方等について適切に見直すことが先決。
(2)補足給付に関する給付のあり方
■論点
○ 経過的かつ低所得者対策としての性格をもつ補足給付に対して、
在宅で暮らす方や保険料を負担する方との公平性の観点から見直す
○ 不動産の勘案については、
地域的な格差、民間金融機関の参入の困難性、
引き続き慎重な対応が必要と考えるがどうか。
■委員からの主な意見
○ 介護給付費が大幅に伸びる中で制度の持続可能性を担保していくた
給付と負担のバランスがしっかりと確保されることが必要。
補足給付の在り方についてもしっかりと議論を進めるべき。
○ 補足給付について、
長寿化する中で利用者の負担がいつまで続くか老後不安が増大して
年金給付水準や貯蓄状況も踏まえた検討が必要。
○ 補足給付について、財源が介護保険財源でよいのか、
生活保護の施策等も踏まえながら財源の在り方についても検討が必
○ 不動産の勘案について、
自分の代で処分することには抵抗感があることも考えられ、
慎重な検討が必要。
(3)多床室の室料負担
■論点
○ 介護老人保健施設、介護医療院、
・ 在宅でサービスを受ける者との負担の公平性
・ 介護老人福祉施設の多床室については、
室料負担を求めることとした一方、 介護老人保健施設、介護療養型医療施設、介護医療院は、
医療を提供するという他の機能も有するといった施設機能の違い
・ 介護療養型医療施設の経過措置期限を令和5年度末とし、
等を踏まえ、どのように考えるか。
■委員からの主な意見
○ 社会保険料の負担増により中小企業や現役世代の負担は限界に達し
新経済・
○ 多床室の室料負担について、老健施設、
医療サービスや在宅支援も提供する施設であり、
(4)ケアマネジメントに関する給付の在り方
■論点
○ ケアマネジメントに関する給付の在り方について、
・ 医療との連携やインフォーマルサービス等の活用など、
・ ケアマネジャーの処遇改善や事務負担の軽減等により、
自立支援・
・ ケアマネジメントと他のサービスとの均衡や相違点、
利用者やケアマネジメントに与える影響を踏まえ、
■委員からの主な意見
○ 社会保険料の負担増により中小企業や現役世代の負担は限界に達し
新経済・
○ 能力のある人には負担していただくことも重要であり、
○ ケアマネジメントの給付の在り方について、
○ ケアマネジメントの給付の在り方について、
今後単身世帯の増加や年金水準の低下も懸念される中では、
相談支援でインフォーマルサービスに繋げることも必要となる。
現行給付を維持することが適当ではないか。
○ ケアマネジメントについて、
質の高いケアマネジメントの実現等の観点から検討を進めるべき。
(5)軽度者への生活援助サービス等に関する給付の在り方
■論点
○ 軽度者に対する給付の在り方について、
・ 要支援者よりも介護の必要性の高い要介護者について、
・ 総合事業の実施状況や、介護保険の運営主体である市町村の意向、
・ 今後の高齢化の進展や現役世代の減少を踏まえたサービス提供の必
等、幅広い観点から、どのように考えるか。
■委員からの主な意見
○ 介護給付費が大幅に伸びる中で制度の持続可能性を担保していくた
給付と負担のバランスがしっかりと確保されることが必要。
軽度者への生活援助サービスといったことについてしっかりと議論
○ 今後高齢化が更に進み介護費が急激に増えていく中で、
介護保険料でどこまでの費用を認めるのかという議論も必要。
○ 社会保険料の負担増により中小企業や現役世代の負担は限界に達し
新経済・
○ 軽度者への生活援助について、
○ 軽度者への生活援助サービスに関する給付の在り方について、
訪問介護における生活援助サービスは身体介護とあわせて一体的に
利用者の生活を支えており、
切り離した場合には状態像が悪化して給付増につながる懸念もあり
(6)高額介護サービス費
■論点
○ 医療保険における自己負担額の上限額を踏まえ、
○ 年間上限の利用者数の実績を踏まえ、
■委員からの主な意見
○ 高額介護サービス費については、
社会的包摂の観点から本当に生活に困る人がいないかどうか、
高額所得者も含めて、
(7)「現役並み所得」、「一定以上所得」の判断基準
■論点
○ 制度の施行状況を踏まえ、こうした「現役並み所得」、「
■委員からの主な意見
○ 介護給付費が大幅に伸びる中で制度の持続可能性を担保していくた
給付と負担のバランスがしっかりと確保されることが必要。
現役並み所得の基準の見直しといったことについてしっかりと議論
○ 社会保険料の負担増により中小企業や現役世代の負担は限界に達し
新経済・
○ 能力のある人には負担していただくことも重要であり、
○ 保険料の極めて大幅な伸びを少しでも抑制していくためには、
将来的には利用者負担の原則2割化といったことも議論していくこ
○ 「現役並み所得」「一定以上所得」の判断基準について、
制度の持続可能性の確保というためであったとしても、生活、
(8)現金給付
■論点
○ 介護保険創設時の議論、
■委員からの主な意見
○ 現金給付について、
介護離職が増加する可能性もあり、
慎重に検討していくことが必要。
┏□───────────────────────…
┗┛ 3.セミナー・イベント情報
┗────────────────────────…
オープンのセミナー・イベントについてお知らせします。
12月までの分を更新しました!
https://mbp-japan.com/aichi/
・11月13日(水)【愛知】
・11月25日(月)【愛知】名古屋市小規模介護事業所・
https://www.netnfu.ne.jp/
※以下、名古屋市の研修は同じ
・11月26日(火)【岐阜】岐阜県グループホーム協会研修
・11月29日(金)【愛知】第10回公開収録セミナー
http://www.appare-kaigo.com/
・12月7日(土)【愛知】名古屋市小規模介護事業所・
・12月16日(月)【愛知】第11回公開収録セミナー
http://www.appare-kaigo.com/
・12月24日(火)【岐阜】岐阜県グループホーム協会研修
■過去のセミナーも含めて、一覧で見たい方はこちらからどうぞ
https://mbp-japan.com/aichi/
┏□───────────────────────…
┗┛ 4.月1の公開収録セミナー情報
┗────────────────────────…
天晴れ介護サービス総合教育研究所(株)初の自主企画!
公開収録セミナー。募集を開始しています!
11月、12月は新人研修シリーズです。
ご参加をお待ちしております。
「介護現場をよくする新人研修 全2回」
■第10回11月29日(金)9:30-16:30+α、2部制
新人職員に最初に聞いてもらいたい研修
介護職の基本姿勢、食事、排泄、入浴、睡眠
■第11回12月16日(月)9:30-16:30+α、2部制
姿勢・移動、生活行為、福祉用具・環境整備、感染症予防、
病気・医療、リハビリテーション、緊急時対応、認知症/
コミュニケーション、見守り介助、余暇活動、役割・仕事、家族
制度、記録、身体拘束・虐待、リスクマネジメント、
介護サービス、チーム
「介護事業所の管理職のための介護現場をよくする具体策 全6回(後半) 」
■第12~14回:1月~3月に開催予定
【場所】尾張一宮駅ビル6階小会議室
愛知県一宮市栄3丁目1番2号TEL 0586-28-9153
【参加費】3,000円/1部につき(当日支払) 1部単位でのご参加が可能です!
■セミナーの詳細・お申込みはこちらから
http://www.appare-kaigo.com/
┏□───────────────────────…
┗┛ 5.天晴れライブラリー・名言のご紹介
┗────────────────────────…
■三好春樹著
「専門バカにつける薬」(筒井書房)より
よく“高齢者は適応力が弱い”と言うが、
適応力が弱いのは医療や看護のほうで、
高齢者に適応できないということは、
高齢社会というこれからの時代に適応できないということなのだ。
******************************
【コメント】
その原因として、3Kを挙げていますが、
それは「権威主義」「管理主義」「科学コンプレックス」
痛烈な皮肉ですね。
■毎朝6:30配信のメルマガ「介護の名言」はこちらからどうぞ
https://www.mag2.com/m/
┏□───────────────────────…
┗┛ 編集後記
┗────────────────────────…
先日は静岡でのお仕事でした。
介護事業の稼働改善と新規事業です。
介護事業の稼働改善がメインテーマですが、
そのために介護職員の増員も必要で、
人材の採用、確保、定着も行います。
管理者だけで、
管理者の上司機能の確立も課題です。
つまるところ・・・
1.稼働の改善、広報活動
2.サービスの見直し
3.職員の採用
4.職員の育成、定着
5.コンプライアンス
6.管理職の育成
7.管理職の管理職の確立と育成
ということになりました。
新規事業については、
これに加えて、真っ先に責任者の選定が必要ですし、
目標値の設定、コンセプトの見直し、
大変ですが、事業を強くするためにも、
==============================
購読停止は次のURLをクリックしてください
https://twelfth-ex.com/dm/
メールアドレスの変更は次のURLをクリックしてください
https://twelfth-ex.com/chg/
新しいメールアドレスの登録は次のURLをクリックしてください
https://maroon-ex.jp/fx49786/
バックナンバー閲覧は次のURLをクリックしてください
http://supervisor-ex.com/
==============================
~介護現場をよくする研究・活動を行う~
天晴れ介護サービス総合教育研究所 株式会社
代表取締役 榊原宏昌(Sakakibara Hiromasa)
〒492-8435 愛知県稲沢市中之庄町辻畑13番地1
メール:sakakibara1024@gmail.com
◆天晴れ介護サービス総合教育研究所オフィシャルサイト
http://www.appare-kaigo.com/
◆榊原宏昌プロフィール
http://www.appare-kaigo.com/
◆中央法規、日総研、ナツメ社等の著書一覧
http://www.appare-kaigo.com/
◆研修・セミナーの予定
https://mbp-japan.com/aichi/
◆朝日新聞系列の専門職サイト(毎日ブログを更新しております)
https://mbp-japan.com/aichi/
◆facebookアカウント(年間300回の講演・
https://www.facebook.com/
==============================