介護現場をよくする研究&活動 通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2023/06/29(木) 09:30 | 【必見!厳しい改定になるか・・・「骨太方針」より/出版、大学との連携、管理職研修にて面談をテーマに/管理職の持つべき視点!/マーケティングは〇〇を不要にする!/家族エピソードより】介護現場をよくする研究&活動 通信 第260号 |
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【厳しい改定になるか・・・「骨太方針」より】
介護現場をよくする研究&活動 通信 第260号
https://www.appare-kaigo.com/
2023.6.29
天晴れ介護サービス総合教育研究所 榊原宏昌
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※本メールは、以前に名刺交換をさせて頂いたり、
HPやブログを通じてお問い合わせを頂いた方にお送りしておりま
※配信の解除につきましては、
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
こんにちは。
天晴れ介護サービス総合教育研究所の榊原です。
「介護現場をよくする研究&活動 通信」。
今日は第260号をお送りしております。
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◆目次◆
1.今週の活動と気付き
2.今週のショート動画1【NEW!】
3.注目のニュース
4.セミナー・イベント情報
5.ピックアップ情報
6.榊原select!仕事と人生に役立つ名言
編集後記
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■7月セミナーのラインナップについて【NEW!】
家族・地域との連携/事業所の維持に必要なものとは
介護と介護事業を守る10のポイント
相手の困りごとポイントを知る(話の聞き方、質問の仕方)
介護職のためのコミュニケーションスキル
面談スキル向上講座/管理職養成/稼働率・サービス改善
注目のテーマ満載です!ホームページから是非ご覧下さいませ。
https://appare-kaigo-infra.
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┗┛ 1.今週の活動と気付き
┗────────────────────────…
最近はオンライン&オフライン、です!
https://mbp-japan.com/aichi/
今週の、ある1日。
午前中は出版(!)について
オンラインで打ち合わせでした。
また詳細決まり次第、
ご案内します(^^)
午後からは、日本福祉大学さんで
オフラインで打ち合わせでした。
新たなお仕事のお話も頂き、
こちらからも色々ご提案させて頂きました。
その後、名古屋の法人さんで管理職研修でした。
管理職研修では面談スキルを中心に
新たな試みをさせてもらっています。
面談スキルだけで1年間プラン、
という、法人としていかにここに力を注いでいるか
分かる企画です!
やりがいあります(^^)/
https://mbp-japan.com/aichi/
■弊社動画等の一覧を作りました!
「天晴れ介護サービス・ライブラリー」とでも言うべき
内容に仕上がりました(^^)
https://appare-kaigo-infra.
■日々の活動はfacebookやコラムに毎日書いています!
お時間のある時にでもご覧下さい。
facebook:https://www.facebook.
コラム: https://mbp-japan.com/
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┗┛ 2.今週のショート動画!
┗────────────────────────…
管理職の持つべき視点!
多様な立場からものを見ることが
できるようになるといいですねー。
https://youtu.be/ZYv1KR9MslY
ポジションチェンジ、
とも言います(^^)
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┗┛ 3.注目のニュース
┗────────────────────────…
■厳しい改定になるか・・・「骨太方針」より
※介護のニュースサイトJOINT参照
《 東洋大学 高野龍昭教授 》
1.「骨太の方針」とは
〇6月16日、「骨太の方針2023」が閣議決定されました。
この「骨太の方針」は、2001年以降、自公連立政権のもとで
毎年6月頃にまとめられている国の政策方針であり、
正式には「経済財政運営と改革の基本方針」と言います。
翌年度の予算編成の方向性を示すとともに、
政権の重要政策の見通しを明らかにすることから、
各界が様々な形で注目するものです。
〇もちろん、社会保障審議会・介護保険部会、介護給付費分科会の
今後の議論にも大きな影響を及ぼす、
〇そこで今回は、この「骨太の方針2023」から、
次年度の介護保険の制度改正・報酬改定の行方について
考えてみたいと思います。
2.「骨太の方針2023」の基本的方針
〇冒頭の「第1章 マクロ経済運営の基本的考え方」には、
国の基本的な財政方針が示されています。
ここには、
〇ただし、「こども・
『こども未来戦略方針』
少子化傾向を反転させる」と書かれている点は見逃せません。
なぜなら、現政権の社会保障の最重要課題は(介護ではなく)
少子化対策=子ども・子育て支援だ、
〇この「こども未来戦略方針」
「少子化対策のラストチャンスは2030年まで」
これまでとは「次元の異なる少子化対策」を講じる考えを
打ち出すものです。
〇そのための財源については、
・徹底した歳出改革によって確保することが原則
・全世代型社会保障を構築する観点から歳出改革の取り組みを徹底
・既定予算の最大限の活用
などを謳い、これにより「実質的に追加負担を生じ
としています。
〇こうした記述は、少なくとも短期的には、
国民に新たな税負担、保険料負担を求めることはない、
と示していることを意味します。
〇ここに書かれている「徹底した歳出改革」の具体策として、
次年度の介護報酬・
間違いありません。
大きなプラス改定は望めない、と考える方が自然でしょう。
〇また、“全世代型社会保障”というのは
次のような考え方に基づく政策です。
〇「社会保障を支えるのは若い世代であり、
高齢者は支えられる世代である、
全ての世代で社会保障を支え、
〇この政策を推進するために、高齢者分野の給付・保障を
現役世代への給付・保障に付け替えていく、
という側面があることは否めません。
こうしてみると、「骨太の方針2023」は、
来年度の介護保険の制度改正・報酬改定に対する
「向かい風」が強くなることを示唆しているようです。
〇さらに、この第1章の最後には、
「経済あっての財政であり、経済を立て直し、
そして、財政健全化に向けて取り組むとの考え方のもと、
財政への信認を確保していく」とも記載されています。
このことは、我が国の一般会計の歳出で
最も大きな割合を占める社会保障関係費に、
「さほど財源を割くことはできない」と表明しているのと
同義のように思えます。
3. 介護保険の制度改正・報酬改定の行方
〇前述のような基本的な方針を前提として、
「第4章 中長期の経済財政運営」の中の
「持続可能な社会保障制度の構築」では、
介護保険制度に関する直接的な記述が複数あります。
◆ ICT/DX化やLIFEの利活用の推進
〇まず、「医療・介護サービスの提供体制については、
(中略)質の高いサービスを
必要に応じて受けることのできる体制を確保する観点から、
医療の機能分化と連携の更なる推進、
人材の確保・育成、働き方改革、
医療・
早期に進める必要がある」と示されています。
〇このことからは、医療・介護連携やICT/DX化に関連する
介護報酬(加算など)を手厚くする方向性や、
それと並行して、LIFE(科学的介護情報システム)
データヘルス改革を推進する方向性が示されていると読み取れます
◆ 経営実態の見える化
〇次に、「介護ロボット・ICT機器の導入や
協働化・大規模化、保有資産の状況なども踏まえた
経営状況の見える化を推進したうえで、
賃上げや業務負担軽減が適切に図られるよう取り組む」
という記載が目につきます。
〇ここからは、次の制度改正で導入されることが決まっている
「介護サービス事業者の財務状況の見える化」を念頭に置きつつ、
黒字幅の大きい、あるいは保有資産の多いサービス種別は
介護報酬を引き下げ、
経営状況の良くないサービス種別は介護報酬を引き上げる、
という方針を示しているとうかがえます。
〇また、最近の様々な政策議論でみられる
「大規模化・協働化の推奨」も記され、
介護分野でスケールメリットを活かした経営を求める方向性も
明確に示されています。
あわせて、処遇改善加算などが
職員の給与に適切に反映されているか否かを検証する施策の必要性
示されています。
◆ 利用者負担の引き上げ、混合介護など
〇また、「介護保険料の上昇を抑えるため、
利用者負担の一定以上所得の範囲の取扱いなどについて検討を行い
年末までに結論を得る」
「介護保険外サービスの利用促進に係る環境整備を図る」
という記載にも目が止まります。
〇これは、次の制度改正をめぐりペンディングとなっている
「2割負担層の範囲の拡大」について検討を進めるべきこと、
実質的に議論が止まっている「混合介護」などの検討も
再開すべきであること、を指摘している記載に相違ありません。
◆ 人材紹介会社への規制
〇一方で、「有料職業紹介事業の適正化に向けた
指導監督や事例の周知を行う」との記述も盛り込まれました。
〇これについては、医療・介護分野の人材派遣・
強化することを示唆しており、
適正な紹介手数料のあり方を検討したり、
離職などに関する情報公開を求めたりする方向性を打ち出していま
昨今の介護事業者の課題に、
政策面でも対応しようとする指摘であるように思えます。
◆ 物価高騰・賃金上昇への対応
〇そして最後に、次の記載に触れたいと思います。
「次期診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬の
同時改定においては、
物価高騰・賃金上昇、経営の状況、
支え手が減少する中での人材確保の必要性、
患者・利用者負担・保険料負担への影響を踏まえ、
患者・利用者が必要なサービスが受けられるよう、
〇これについては、昨年来の物価高騰による
経営状態の悪化に配慮する必要があるということに加えて、
政策課題の1つでもある賃金上昇と人材確保について、
介護分野でもしっかりと取り組めるような報酬水準にすべき、
というメッセージが込められているとうかがえます。
〇ただし、それに伴って保険料負担が高まることに関しては、
被保険者(労働者と高齢者)・事業主ともに
「負担は限界に達している」という指摘もあるため、
そこへの影響を見極めながら慎重に検討する必要がある、
ということが示されています。
4. 来年度の制度改正・報酬改定に向けて
〇このようにみると、今回の「骨太の方針2023」では
硬軟両面の記載となっていることが分かります。
厳しい財政状況と少子化対策を優先する方向性から、
介護分野にとって明るい兆しはさほど多くありません。
〇しかし、介護施設・事業所の経営を圧迫している
人材紹介会社への規制や物価高騰への配慮は明示され、
賃金上昇に関する点も明示されています。
ただしこの点は、経営状況の公表・透明化が条件とされている点に
留意が必要でしょう。
〇さらに、国策とも言えるデータヘルス改革を重視する方向性も
明確に示されています。
介護施設・事業所はICT/DX化やLIFEの利活用について、
しっかりと対応する必要があると考えられます。
■「介護現場をよくする不定期ライブ」
https://www.youtube.com/
2021年2月から始めて、100回超となりました!!!
以下、様々なテーマで30分程度お話しておりますので、
移動中や食事の際などのスキマ時間にでも
是非ご覧頂けるとうれしいです!
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┗┛ 4.セミナー・イベント情報
┗────────────────────────…
オープンのセミナー・イベントについてお知らせします。
■6月29日(木) 10:00~12:00
介護現場をよくする21のテーマ!ACGs2023第5回「
https://appare-kaigo-infra.
■6月29日(木) 13:00~17:30
稼働率・サービス改善コース第1期第3回
https://appare-kaigo-infra.
■6月30日(金) 19:00~20:00
マンスリー・ジャーナル(トピックス&特集「
https://appare-kaigo-infra.
■6月30日(金) 21:00~21:30
ケアラーズ・クラブQAセッション
https://appare-kaigo-infra.
■7月5日 10:00~11:30
介護現場をよくする!「介護職のためのコミュニケーション講座」
https://appare-kaigo-infra.
■7月5日 19:00~21:00
介護事業の教育インフラ! リーダーズ・プログラム 会員限定PDCAグルコン
https://appare-kaigo-infra.
■7月12日 10:00~12:00
工藤ゆみさんの「コミュニケーションとストレスケア」
https://appare-kaigo-infra.
■7月12日 14:00~15:30
介護事業の教育インフラ!リーダーズ・プログラム 会員限定グループコンサルティング
https://appare-kaigo-infra.
■7月13日 10:00~12:00
介護現場をよくする21のテーマ!ACGs2023第6回「
https://appare-kaigo-infra.
■7月13日 13:30~18:00
管理職養成コース第2期第4回
https://appare-kaigo-infra.
■7月13日 19:00~21:00
介護職向けセミナー!渡辺哲弘先生による 「認知症の"人の気持ち"」〜思いを理解してかかわる〜
https://appare-kaigo-infra.
■7月18日 19:00~21:00
介護事業の教育インフラ! リーダーズ・プログラム 会員限定PDCAグルコン
https://appare-kaigo-infra.
■7月26日 19:00~21:00
進絵美さんの「面談スキル向上講座(進塾)」第4期第4回
https://appare-kaigo-infra.
■7月27日 10:00~12:00
介護現場をよくする21のテーマ!ACGs2023第7回「
https://appare-kaigo-infra.
■7月27日 13:30~18:00
稼働率・サービス改善コース第1期第4回
https://appare-kaigo-infra.
■7月27日 19:00~20:00
マンスリー・ジャーナル(トピックス&特集「
https://appare-kaigo-infra.
■7月27日 21:00~21:30
ケアラーズ・クラブQAセッション
https://appare-kaigo-infra.
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┗┛ 5.ピックアップ情報
┗────────────────────────…
■大好評!毎月の無料セミナー、6月、7月も行います。
■6月30日(金) 19:00~20:00
マンスリー・ジャーナル(トピックス&特集「
https://appare-kaigo-infra.
■7月27日 19:00~20:00
マンスリー・ジャーナル(トピックス&特集「
https://appare-kaigo-infra.
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┗┛ 6.榊原select!仕事と人生に役立つ名言
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マーケティングの理想は
販売を不要にすることである
(ドラッカー:経営学者)
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■関連名言
企業の目的は顧客の創造である
(ドラッカー:経営学者)
■毎朝6:30配信のメルマガ「介護の名言」はこちらからどうぞ
https://www.mag2.com/m/
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┗┛ 編集後記
┗────────────────────────…
先日の家族エピソード
朝、小学校に行く前の三男(小5)。
登校ギリギリの時間になっても
マンガを読んでいるので、
妻が怒って「何やってるの!?」と言ったら、
三男「懸命に生きてます」、
妻「・・・」。
朝から面白いものを見せて頂きました(笑)
PS.介護事業の永続的な成功を目指す経営者・経営幹部の方、
または、独立開業や管理職・専門職・
「学び」と「実践」の準備ができた段階で、
1.【介護事業所の「人材確保」取り組みチェックリスト 20】をご覧下さい。
https://www.appare-kaigo.com/
2.【介護事業の経営者・経営幹部/
ぜひ、ご登録下さい。
https://lin.ee/rihCfcz
※LINE登録特典動画(経営から現場まで!
3.【
にぜひご参加下さい。
ご案内をご希望の方は「コースセミナー」と
メール(sakakibara1024@gmail.com)
4.【介護事業の教育インフラ構想】に共感して、
ご希望の方は「お手伝い」とメール(sakakibara102
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天晴れ介護サービス総合教育研究所 株式会社
代表取締役 榊原宏昌(Sakakibara Hiromasa)
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