介護現場をよくする研究&活動 通信 バックナンバー
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2019/02/28(木) 09:30 | 【次期診療報酬改定のテーマは?】介護現場をよくする研究&活動 通信 第33号 |
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【次期診療報酬改定のテーマは?】
介護現場をよくする研究&活動 通信 第33号
2019.2.28
天晴れ介護サービス総合教育研究所 榊原宏昌
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※本メールは、以前に名刺交換をさせて頂いたり、
HPやブログを通じてお問い合わせを頂いた方にお送りしておりま す。
※配信の解除につきましては、 本メールの文末より行って頂けますでしょうか。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
こんにちは。
天晴れ介護サービス総合教育研究所の榊原です。
「介護現場をよくする研究&活動 通信」。
今日は第33号をお送りしております。
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◆目次◆
1.今週の活動と気付き
2.注目のニュース
3.セミナー・イベント情報
4.月1の公開収録セミナー情報
5.天晴れライブラリー・名言のご紹介
編集後記
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┗┛ 1.今週の活動と気付き
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先週の土曜日、
第2回の公開収録セミナーを無事に終えることができました。
会場の都合で、午後の部と夜の部の計6時間、
ケアマネ受験対策の「保健医療サービス分野」 についてお話しました。
当初、第1部(前半3時間のみ)のお申込みの方も、
数名が「これは夜の部まで聞かなくては・・・!」 と思って頂けたようで、
追加で夜の部まで付き合い頂けました。
とってもうれしい出来事でした(^^)。
現役のケアマネさんの参加者さんも多かったですが、
「基本の内容なんでしょうが、 改めてハッとすることが多かったです!」
「6時間があっという間でした」
「実際のケアマネの実務に役立ちます!また来ます」
との声を頂きました。
3月まではケアマネ受験対策(3月は福祉分野)ですが、
4月以降は、ケアマネの実務や法令遵守、管理職育成、 認知症ケアなどの内容についても
お話していこうと考えています。
全3部、9時間というと大変ですが、
1部だけでも覗いてもらえるとうれしいです!
(※3月は2部制で6時間を予定しております)
皆様のご参加をお待ちしています。
なお、これらのセミナーは、そもそもが収録目的なので、
後日音声教材として販売しますので、 ご遠方の方も楽しみにして頂ければと思います!
■日々の活動はfacebookやコラムに毎日書いています!
お時間のある時にでもご覧下さい。
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┗┛ 2.注目のニュース
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次期診療報酬改定のテーマとなる、
財政制度等審議会の建議の内容をまとめました。
今週は「医療」の分野についてです。
平成31年度予算の編成等に関する建議
平成30年11月20日 財政制度等審議会
(1) 医療
① 平成 31 年度(2019 年度)予算編成の課題
今般の消費税率の引上げに伴い、
医療機関等が負担する仕入税額相当額について、
診療報酬で適切に補填するに当たっては、
イ)医療保険制度内での対応とすること、
ロ) 総額において医療機関等が負担する仕入税額相当額の範囲内での対 応とすること、
ハ)各科間、診療所・病院間(病院部門は更に
各類型(特定機能病院など)間)において、
各々の仕入税額相当額の総額に基づき財源配分を行った上で、
更に各類型の中で看護配置基準別のデータも用いるなど、
できる限り精緻な対応とすること
といった点を基本的な考え方とすべきである。
② 医療保険制度改革
イ)制度の持続可能性を踏まえた社会保障給付範囲
(保険収載の在り方)
安全性・有効性に加え、
経済性の面からの評価も踏まえた上で、
新たな医薬品・医療技術については、
保険収載の可否も含め公的保険での
対応の在り方を決める仕組みとしていくべき
(費用対効果評価の活用)
原価計算方式で算定された医薬品については、
費用対効果評価を義務付け、費用対効果が悪いものについては、
保険収載を見送るか、
公的保険として対応するのであれば、
公的保険として受け入れ可能な水準に至るまで
当該医薬品の薬価を引き下げる仕組みとすべき
(薬剤自己負担の引上げ)
市販品と同一の有効成分の医薬品でも、
医療機関で処方されれば、
自ら市販薬を求めるよりも
大幅に低い負担で入手可能となっており、
セルフメディケーションの推進にも逆行し、公平性を損ねている。
(受診時定額負担の導入)
比較的軽微な受診に一定程度の追加負担を求めていくべき
ロ)必要な保険給付の効率的な提供
a)医療提供体制の改革
(地域医療構想の推進)
保険医療機関の指定等に当たり、
民間医療機関に対する他の病床機能への
転換命令等を付与するなど都道府県の
権限をより一層強化すべきである。
病床の機能分化・連携の具体的な進捗管理を
適切に行っていくことも併せて重要
(急性期病床の適正化)
全体としてどの程度、地域医療構想に沿った
病床の再編・急性期入院医療費の削減につながっていくのか、
適切な KPI を設定した上で進捗を評価し、
必要に応じて更なる要件厳格化等を次期改定において実施すべき
(法定外一般会計繰入等の速やかな解消)
(医療費適正化に向けた地域別の診療報酬の設定)
高齢者医療確保法第 14 条では、
医療費適正化の観点から地域ごとの診療報酬の定めを行い得ると規 定されており、
都道府県が医療費適正化の責任を果たそうとすれば、
その適用の必要性を検討していくことは避けられない。
都道府県における医療費適正化の取組に資する実効的な手段を付与 し、
都道府県のガバナンスを強化する観点も踏まえ、
医療費適正化に向けた地域別の診療報酬の
具体的に活用可能なメニューを国として示す
(普通調整交付金の配分方法の見直し)
(今後の医療提供体制の更なる課題)
地域医療構想や基準病床制度により、
病床については一定の規制を行う仕組みが整備されつつある一方で 、
診療所や医師の配置、高額医療機器への設備投資については、
提供体制をコントロールする仕組みがない。
(外来診療等に係る提供体制の在り方)
かかりつけ機能の評価の整理を行いつつ、
かかりつけ医やかかりつけ薬剤師以外に
外来受診等をした際の定額負担を導入すべきである。
なお、かかりつけ医のかかりつけ機能を評価するためには
包括払い形式とすることが本来は望ましい。
(高額医療機器(CT、MRI)の配置状況)
機器の新規設置や更新の際に都道府県や
医療関係者の協議を経る規制の導入など、
高額医療機器の配置を適正化するための取組を行うべき
b)診療報酬・薬価の適正化
(薬価制度の抜本改革)
(毎年薬価調査・毎年薬価改定)
(次期薬価改定に向けたその他の課題)
(調剤報酬の改革)
ハ)高齢化や支え手減少を踏まえた給付と負担の見直し
(医療保険における後期高齢者の窓口負担の在り方)
まずはできる限り速やかに75歳以上の後期高齢者の自己負担につ いて
2割に引き上げていくべきである。
その際、現在 70~74 歳について
段階的に実施している自己負担割合の2割への引上げと同様、
75 歳到達後も自己負担を2割のままとすることに加え、
既に後期高齢者となっている者についても、
数年かけて段階的に2割負担に引き上げるべき
( 金融資産等を考慮に入れた負担を求める仕組みの医療保険への適用 拡大)
入院時生活療養費等の負担能力の判定に際しても、
介護保険における補足給付と同様の仕組みを適用すべき
(現役並み所得の判定方法)
(支え手減少下での医療費増加に対する総合的な対応)
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┗┛ 3.セミナー・イベント情報
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オープンのセミナー・イベントについてお知らせします。
5月までの分を更新しました!
・3月10日(日)【東京】小規模多機能の収益力向上講座( 主催:保健医療福祉サービス研究会)
・3月16日(土)【東京】 ケアマネジャーのための質の向上と省力化を同時に実現する具体策 セミナー第3回(主催:雲母書房)
・3月17日(日)【大阪】 ケアマネジャーのための質の向上と省力化を同時に実現する具体策 セミナー第3回(主催:雲母書房)
・3月30日(土)【福岡】介護現場の管理運営セミナー~ 業務管理・人材育成マネジメントの具体策~(主催: コメディカルアカデミー)
・3月31日(日)【愛知】第3回公開収録セミナー(福祉分野+ α)
・4月6日(土)【札幌】介護現場の管理運営セミナー~ 業務管理・人材育成マネジメントの具体策~(主催: コメディカルアカデミー)
・【NEW】4月14日(日)【東京】 自立支援の向上と法人事業の発展に貢献する居宅介護支援事業所の 役割と取り組みの具体策(主催:保健医療福祉サービス研究会)
・4月22日(月)【愛知】第4回公開収録セミナー
・【NEW】4月25日(木)【愛知】虐待防止&ハラスメント& モチベーションセミナー(主催:尾張ネットワーク縁)
・【NEW】5月11日(土)【大阪】 介護施設の虐待防止の具体策セミナー(主催: コメディカルアカデミー)
・【NEW】5月25日(土)【福岡】 介護施設の虐待防止の具体策セミナー(主催: コメディカルアカデミー)
・5月27日(月)【愛知】第5回公開収録セミナー
■過去のセミナーも含めて、一覧で見たい方はこちらからどうぞ
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┗┛ 4.月1の公開収録セミナー情報
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天晴れ介護サービス総合教育研究所(株)初の自主企画!
公開収録セミナー。募集を開始しています!
最初の3か月は時期的なものもあり、
ケアマネ受験対策に特化しますが、
その後は、管理職向け、ケアマネ向け、介護職向け、認知症ケア、 法令遵守など、
介護現場をよくするための多彩なテーマをとり上げる予定です。
そのうち、夜の第3部については、 対談企画もやってみたいと考えています!
初めてのことなので、結構ドキドキです!
◎第3回の3月は、ケアマネ受験対策シリーズの中の「 福祉サービス分野」です。
その他に第2回の積み残しで保健医療分野より「認知症、 リハビリ、栄養、薬等」のお話も
1時間程度させて頂きます。
さらに、「困難が介護観を深くする」 という1時間程度の講話も収録予定です。
◎ 3月は午前からのスタートで6時間にわたりたっぷりとお話します 。
◎受験されない方、 もしくは既にケアマネをお持ちの方にも大変好評で、
「初めて介護保険の制度が理解できた!」
「何となくでしか理解していなかったことが明解になった!」
「時間が長いかと思ったがあっという間だった!」
などの声を頂いています。
◎2部すべてでなくても、1部ずつのご参加も可能です。
◎お会いできることを楽しみにしています!
【日程】3月31日(日) 以後毎月開催します!
※3月は2部制(9:30-16:30)です。
【場所】尾張一宮駅ビル6階小会議室
愛知県一宮市栄3丁目1番2号TEL 0586-28-9153
【参加費】3,000円/1部、9,000円/3部(当日支払) 1部単位でのご参加が可能です!
【申込方法】天晴れ介護サービスのHPの「申込みフォーム」 より(「天晴れ介護」で検索)
■セミナーの詳細はこちらから
■お申込みはこちらから
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┗┛ 5.天晴れライブラリー・名言のご紹介
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竹内孝仁 著
「ニーズのとらえかたとケアプラン作成」(医歯薬出版)より
協力できないあるいは協力しない家族は
介護に引っ張りこむな。
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【コメント】
ケアに関わる者は往々にして、
良い家族、悪い家族、と価値判断を下しがちですが、
これまでの到底知り得ないような家族の歴史、 経緯ということから考えると、
私たちが安易に考えるべきものではないのでしょうね。
家族を巻き込んで、家族とともに、
という方向は大切にしたいですが、
それでも無理な時には、 こだわりつづける必要もないのかもしれません。
■毎朝6:30配信のメルマガ「介護の名言」はこちらからどうぞ
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┗┛ 編集後記
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日々、仕事に追われる中でも、
何とか、人とお会いして、 色々お話する機会を持ちたいと思っています。
新たな気付きや発想は、 人とお話する中で生まれてくるものが多いです。
昨日は地元のケアマネさんたちの仲間と久しぶりの食事会、
今日の午前中は教材制作を手掛ける出版社の方とお会いしました。
なるほど!と改めて気付かされることが多い時間でした。
やっぱり、こういう時間、貴重ですね!
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~介護現場をよくする研究・活動を行う~
天晴れ介護サービス総合教育研究所 株式会社
代表取締役 榊原宏昌(Sakakibara Hiromasa)
〒492-8435 愛知県稲沢市中之庄町辻畑13番地1
◆天晴れ介護サービス総合教育研究所オフィシャルサイト
◆榊原宏昌プロフィール
◆中央法規、日総研、ナツメ社等の著書一覧
◆研修・セミナーの予定
◆朝日新聞系列の専門職サイト(毎日ブログを更新しております)
◆facebookアカウント(年間300回の講演・ コンサルティング等の活動)
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