介護現場をよくする研究&活動 通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
---|---|
2018/10/25(木) 09:30 | 【頻回な生活援助について、ケアプラン検証の手引きを通知】介護現場をよくする研究&活動 通信 第15号 |
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
【頻回な生活援助について、ケアプラン検証の手引きを通知】
介護現場をよくする研究&活動 通信 第15号
http://www.appare-kaigo.com/
2018.10.25
天晴れ介護サービス総合教育研究所 榊原宏昌
□■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
※本メールは、以前に名刺交換をさせて頂いたり、
HPやブログを通じてお問い合わせを頂いた方にお送りしておりま
※配信の解除につきましては、本メールの文末より行って頂けます
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
こんにちは。
天晴れ介護サービス総合教育研究所の榊原です。
「介護現場をよくする研究&活動 通信」。
今日は第15号をお送りしております。
○…………………………………………………………………………○
◆目次◆
1.今週の活動と気付き
2.注目のニュース
3.セミナー・イベント情報
4.天晴れライブラリー
5.おススメ情報!【NEW】
編集後記
○…………………………………………………………………………○
┏□───────────────────────…
┗┛ 1.今週の活動と気付き
┗────────────────────────…
とある方のお話で、
「坂本龍馬はどうやって坂本龍馬になったか」
という問いがありました。
答えは「人と会うことで坂本龍馬が作られた」とのこと。
もう少し突っ込んで言うと「旬な人」にたくさん会った、そうなん
移動距離は半端なものではなかった、とのお話でした。
先日、株式会社NGUの山出さん主催の、
三分野一貫セミナーに初めてお招き頂き、
様々な方をご紹介頂きました。
昨日は、国の審議会等で意見を述べられるような方々をご紹介頂き
多くの意見交換をさせて頂きました。
こうした機会に触れると、自らの発想もどんどん進化していきます
自分の役割、役立てる領域も新たに見えてきます。
「旬な人」に会う。「旬な場所」に行く。大事ですね。
その前に、自分自身も「旬な人」であり続けるように・・・
頑張りたいと思います!
■日々の活動はfacebookやコラムに毎日書いています!
お時間のある時にでもご覧下さい。
facebook:https://www.facebook.
コラム:https://mbp-japan.com/aich
┏□───────────────────────…
┗┛ 2.注目のニュース
┗────────────────────────…
「頻回な生活援助について、ケアプラン検証の手引きを通知」
10月より、訪問介護の生活援助を多く位置づけたケアプランの届
そのプランを地域ケア会議で検証していく新たな制度が始まりまし
厚生労働省は、地域ケア会議を有意義に行うための手引きを公表し
介護保険最新情報のVol.685で周知しました。
少し長くなりますが、いくつか抜粋します。
■<この手引きのねらいと特徴>
・ 市町村の介護保険担当職員を読者として想定し、
ケアマネジメント支援における保険者の役割や、
ケアプランに係る議論の基本的な考え方を紹介しています。
・ 市町村におけるケアマネジメント支援の場において、
利用者の自立支援・重度化防止や地域資源の有効活用等の観点で、
多職種の視点からケアプランについて議論を行う際の手引きとして
・回数の多い訪問介護(生活援助中心型)が位置づけられたケアプ
検討を行う際の参考となるよう、事例を用いて議論のポイントを解
■趣旨について
〇 訪問介護における生活援助中心型サービスについては、
社会保障審議会介護給付費分科会における議論を踏まえ、
利用者の自立支援・重度化防止や地域資源の有効活用等の観点から
通常の利用状況からかけ離れた利用回数となっているケアプランに
市町村への届出を義務付け、そのケアプランについて、
市町村が地域ケア会議の開催等により検討を行うこととされていま
○ 平成 30 年度介護報酬改定において、
生活援助中心型サービスの利用回数
(所要時間 20分以上 45 分未満、45 分以上のサービスの合計回数)が合計 90 回以上の
被保険者のいる保険者に対し、
具体的な利用状況とサービスの必要性の検証の有無について調査を
その対象となる事例について、保険者の意見としては、
大多数が適切なサービス利用であると回答されました。
生活援助中心型サービスについては、利用者において様々な事情を
ことを踏まえて、利用者の自立支援にとって、より良いサービスと
介護支援専門員の視点だけではなく、多職種協働による検討を行い
必要に応じて、ケアプランの内容の再検討を促すこととなりました
○ 今回の見直しは、一定回数以上となったことをもって利用制限を行
ケアプランを変更するためには、利用者の同意を得る必要があり、
ケアプランの変更を強制することはできないため、
介護支援専門員や市町村は本人に十分説明をする必要があります。
○ また、ケアプランに係る議論を行った後も、引き続き、
当該利用者の定期的な状況把握を行うなど、
介護支援専門員への継続的な支援が求められます。
○ さらに、地域包括ケアシステムの構築の観点からも、
保険者が在宅の要介護者のサービス利用状況を正確に把握すること
そのことが保険者機能の強化につながるものと考えられます。
なお、平成 30 年度保険者機能強化推進交付金(市町村分)に係る評価指標におい
指標の一つとして、「生活援助の訪問回数の多いケアプラン(生活
地域ケア会議等での検証について、実施体制を確保しているか。」
保険者においては、多職種の確保等に努めることが期待されていま
〇 なお、平成 30 年度介護報酬改定では、訪問介護について、
上記の取り組みのほか、身体介護に重点を置いて報酬を引き上げる
外部のリハビリテーション専門職等と連携した取り組みの評価、
身体介護として行う自立支援に資するような見守り援助の明確化に
自立支援・重度化防止に資するサービスを推進・評価することとさ
○ 訪問介護における自立支援・重度化防止については、
利用者の ADL 向上に限られるものでなく、
IADL 等の向上により QOL の向上を目指すものでもあることに留意が必要です。
■届出対象について
〇 上記のケアプランの届出については、
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準(平成 11 年厚生省令第 38 号)
第 13 条第 18 号の2において、介護支援専門員は、
居宅サービス計画に厚生労働大臣が定める回数以上の訪問介護
(厚生労働大臣が定めるものに限る。)を位置付ける場合に、
当該居宅サービス計画を市町村に届け出ることとされています。
〇 届出の対象となる訪問介護の種類は
生活援助中心型サービス(生活援助加算は対象外である。)とし、
届出の要否の基準となる回数は、
要介護度別の「全国平均利用回数+2標準偏差(2SD)※1」が
(※1)全国での利用回数の標準偏差に2を乗じた回数
○ 具体的には、直近の1年間(平成 28 年 10 月~平成 29 年9月分)の給付実績(全国)を基に、
各月における要介護度別の「全国平均利用回数+2標準偏差(2S
要介護度別に最大値となる月の回数を用いることとし、
要介護状態区分に応じてそれぞれ1月あたり下表の回数以上※2と
(表は省略)
┏□───────────────────────…
┗┛ 3.セミナー・イベント情報
┗────────────────────────…
オープンのセミナー・イベントについてお知らせします。
・10月25日(木)【岐阜】日本認知症グループホーム協会研修
http://www.ghkyo.or.jp/gifu (問い合わせ先)
※以下、認知症GH協会の研修は同じ
・10月27日(土)【大阪】管理者養成講座(主催:コ・メディ
http://www.comedicalacademy.co
・10月29日(月)【愛知】愛知県認知症GH連絡協議会研修
http://www.aichigh.jp/sogo/180
・11月6日(火)【東京】有料老人ホーム協会研修
http://www.yurokyo.or.jp/news/
・11月9日(金)【鳥取】小規模多機能ホーム研修
・11月21日(水)【名古屋】名古屋市小規模介護事業所・復職
http://www.kaigo-wel.city.nago
※以下、名古屋市の研修は同じ
・11月22日(木)【岐阜】日本認知症グループホーム協会研修
・12月1日(土)【名古屋】管理者養成講座(主催:コ・メディ
・12月7日(金)【名古屋】名古屋市小規模介護事業所・復職者
・12月7日(金)【名古屋】老施協研修
・12月19日(水)【名古屋】名古屋市小規模介護事業所・復職
・12月20日(木)【岐阜】日本認知症グループホーム協会研修
特に、以下のセミナーは開催が迫ってきました!
・10月27日(土)【大阪】管理者養成講座(主催:コ・メディ
http://www.comedicalacademy.co
┏□───────────────────────…
┗┛ 4.天晴れライブラリー
┗────────────────────────…
西川勝著「ためらいの看護」(岩波書店)
看護、とタイトルにありますが、
決して医療の話ばかりではなく、
人と関わる仕事全てに共通する内容がありますし、
ハッとさせられる洞察にも出会える素晴らしい本です。
ケアや看護について書かれたもので、こんなにも深くて、
ハッとさせられる洞察力と表現力を持ち合わせた文章には、
僕は初めて出会ったかもしれません。
少し読んでは、言葉の意味を吟味し直したりしていると、
なかなか前に進んでいきません(苦笑)。
何となく感じてはいたものの、上手く言葉にできなかった、
曰く言い難い「人の姿」というものが、
著者自身もまだ旅路の途中というスタンスで描かれています。
まるで一つ一つ思い出しながら語られるようなエピソードのなかで
決して分かりやすいとは言えない文章や言葉が心の底に蓄積してい
僕の書く、どちらかと言えば、説明的で性急な文章とは違うよなあ
憧れにも似た気持ちで読んでいます。
今日読んだところには、
「理解する」ということの危うさについて書かれていて、
「こうして名前というか、病名らしきものをつけると、
何もかもわかったような気になるでしょう」
という危惧を示しています。
これは、僕も日常感じていることで、
例えば「認知症」という障害の名前しかり、
また「回想法」や「パーソン・センタード・ケア」といった、
療法や方法論、考え方、といったものについても、
同じようなことが言えそうです。
名前は便利なものですが・・・、
それらの持つ本来の豊かさに、
何やら狭く浅い「ラベル」を貼ってしまうことに
なりかねない、と思うのです。
名前をつけて、それを呼びつつも、
それらが本来持ち合わせていた豊かで広がりのあるイメージを、
ちゃんと忘れずに、安易に説明しようとせずに、
そんなふうに使っていけたらなあ、と思っています。
カバー裏に印刷された紹介文を読むだけでも、
この本の持つ独自性が分かります。
*
どう手を差し伸べれば、関わればよいのだろう。
看護には揺るぎない根拠も、決まった方法もない。
医療者・治療者である以前に、
関係の当事者として、人に寄り添い、
かすかな声や身じろぎの意味を聴き落とさぬよう、
目的も方法も捨てて、「ためらい」つつ、
傍らにいつづけること・・・・・・。
関わり合う現場で、ほかの誰でもない
「その人」の生から学んだこと、そこにこそ、
愛や人の尊厳について考えるヒントがあり、
実践にホントウに役立つ指針、
「そんなときの助け」がある。
*
これが看護の立場から書かれた本だとは、
にわかには信じがたい文章です。
僕自身が少し忘れかけている内容でもありました。
https://amzn.to/2Apfkj9
┏□───────────────────────…
┗┛ 5.おススメ情報【NEW】
┗────────────────────────…
私が登録講師を務めさせて頂いている、
保健・医療・福祉サービス研究会(HMS)で、
こちらも登録コンサルタントを務めさせて頂いている、
ウェルフェア・J・ユナイテッド株式会社(WJU)が、
9月~11月に注目すべきセミナーを行います。
・11/2&2/23 障がい者事業の新規立ち上げと効果的な運営管理実践セミナー
・11/2&2/23 地域共生社会に躍進する社会福祉法人の経営戦略セミナー
どのセミナーも介護事業の今後を考える上では外せないテーマばか
ご興味がある方は是非、下記のリンクより詳細をご覧ください。
私の体験談から言えば・・・
どのセミナーでもよいので、一度お話を聞いてみて下さい。
目からウロコがたくさん落ちるものと思います(^^)。
http://wju.co.jp/news
┏□───────────────────────…
┗┛ 編集後記
┗────────────────────────…
先日、お会いした方の中から
「勉強が疲れる」というご相談を受けました。
確かに勉強は大変ですが、
特に最近は、僕はあまり疲れる、という感覚を持ったことが少ない
それは、すべての勉強に「アウトプット」が紐づいているからかな
つまり、勉強のための勉強はない、ということだと思うのです。
そして、その「アウトプット」が人の役に立つ、喜んでもらえる、
勉強のしがいもある、というものです。
「アウトプット」を意識した勉強。おススメです!(^^)
==============================
購読停止は次のURLをクリックしてください
https://twelfth-ex.com/dm/4978
メールアドレスの変更は次のURLをクリックしてください
https://twelfth-ex.com/chg/497
バックナンバー閲覧は次のURLをクリックしてください
http://supervisor-ex.com/bkn49
==============================
~介護現場をよくする研究・活動を行う~
天晴れ介護サービス総合教育研究所 株式会社
代表取締役 榊原宏昌(Sakakibara Hiromasa)
〒492-8435 愛知県稲沢市中之庄町辻畑13番地1
メール:sakakibara1024@gmail.com
◆天晴れ介護サービス総合教育研究所オフィシャルサイト
http://www.appare-kaigo.com/
◆榊原宏昌プロフィール
http://www.appare-kaigo.com/me
◆中央法規、日総研、ナツメ社等の著書一覧
http://www.appare-kaigo.com/bo
◆朝日新聞系列の専門職サイト(毎日ブログを更新しております)
https://mbp-japan.com/aichi/ap
◆facebookアカウント(年間300回の講演・コンサルテ
http://www.facebook.com/hiroma
==============================